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サモンナイト2より。
マグナ×リューグ。

鋭い刃が、胸を抉る。
精神的な意味ではなく、まさにその言葉通りに。

「ねぇ」

低い声が響く。
刃をさらに突き刺しながら、にこりと笑った。

「痛い?痛いよな」

目の前が霞んで、だんだんと意識が朦朧としてくる。
ふらつく身体をなんとか支えて、相手を見つめた。
いや、もう身体を支える意味などないのかもしれないが。

「・・・馬鹿、野郎」

言葉を吐き出すと同時に、唇が鮮血に濡れる。
どうせならひと思いに殺ってくれればいいというのに、それすらも贅沢な願いか。

「うん、そうだな。俺は馬鹿だから」

声がだんだんと遠くなる。
刃が引き抜かれる感覚を最後に、ぐらりと身体が揺れた。
意識が完全にブラックアウトする寸前、目の前の唇が動いて何かを告げた。


「待ってて。俺もすぐに逝くから、さ?」

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