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おお振りより。
三橋。


頭上に輝くのは、煌く太陽。
噴き出す汗は、拭っても拭っても止まりそうになかった。

誰もいないグラウンド、いつもの場所にゆっくりと進む。
目を閉じれば、みんなの声がはっきりと聞こえてくる。
駄目で駄目で、どうしよもない自分を支え続けてくれた温かい人たち。
自分にはもったいないほどの優しさを、惜しみなく向けてくれた。

ありがとう、と。
きっと何度言っても言い足りないくらい、感謝してもしきれないくらい。
やっぱりありがとうなのだ。

このまま時が止まってしまえばいいと。
そう思うのは自分の弱さであり、甘えなのだということもよく分かっている。
変わらない場所など何処にもないということは、誰よりもよく知っている。
それでも彼らは、信じさせてくれるような気がするのだ。
少しだけ、少しだけ


「・・・信じるだけなら、勝手、だよ、ね?」


目を開けて、ふと頭上を見上げる。
噴き出し続ける汗は、止まらない時を象徴しているかのようだった。
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