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TOVより。
フレン×ユーリ。
フレン×ユーリ。
「だけど、僕はっ・・・」
そんなに、泣きそうな顔をしないでほしい。
地位も、名誉も、お金も。
強がりでもなんでもなく、そんなものはいらない。ほしくもない。
そんなことはお前が一番、誰よりもよく分かっているだろう。
「ユーリ!それでも、だから・・・っ」
一歩、近づく。
軽く手を握って、微笑んだ。
「フレン、お前は俺を恨んでくれていいんだぜ」
「な、に・・・言って・・・」
彼は優しいから、気がつかない。
否、気がつかないふりをしているだけなのだろう。
「俺が本当にほしいものがなんなのか、分からないお前じゃないだろ?」
「ユーリ・・・」
全てを押し付けているだけで、縛り付けているだけだ。
許してほしいとは言わない。
なあ、フレン。だってそれでもお前は、俺のことを裏切れないんだから。
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