忍者ブログ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

サモンナイト3より。
カイル×レックス。

むっとするような鼻につくにおいが、部屋中に充満している。
荒くなった呼吸も落ち着いてきて、そろそろ動くのに支障もなさそうだ。
空気の入れ替えをしようとベッドから起き上がろうとして、だがその体を強引に戻された。

「ちょっ、カイル!?」

再びベッドの上で組み敷かれて、レックスはじっと彼のことを睨みつける。
けれど彼は、面白そうにくくっと喉の奥で笑うだけだった。

「なに笑ってるんだよ!離してくれよ、手」

動けないと恨みがましく呟くと、いっそう彼が笑みを深くする。
そんな態度に再び文句を言おうと口を開きかけるが、

「っ、ひゃぁ・・・」

するりと腰を撫でられて、出したくもない声が漏れてしまった。
かぁっと、レックスの頬が羞恥に染まる。

「なあ、あんなんじゃ足りないだろ?レックス」
「なに、言って・・・ちょっ、触らない、でっ・・・」
「あれで終わりなんて、つまんねぇだろうが」

言いながら、彼の手の動きが止まることはない。
腰を撫でていた手がそっと前に回り込み、わざとらしく突起を掠める。
直接的な刺激がないぶんまだ我慢できるが、もどかしすぎて自分から求めにいってしまいそうだ。

「はっ・・・か、いるっ!」

咎めるように名前を呼ぶと、悪戯っ子のような笑みでぺろりと舌を出す。
僅かに覗いた紅いそれに、どきりと胸が高鳴った。
それを見計らったように、そっと唇を寄せてくる。

「もっかい、しようぜ?」

いつもの豪気な彼からは想像もできないほど、艶っぽい声。
その声だけで、ぞくりと背中が震える。

「むっ、無理だって!これ以上は体がもたなっ・・・んっ」

なんとか抗って絞り出した最後の抵抗すら。
否定の言葉は聞かないというように、彼の唇のなかに吸い込まれていった。
 

PR
COMMENT FORM
NAME
TITLE
COLOR
MAIL
URL
COMMENT
PASS
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
TRACKBACK
TRACKBACK URL: