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サモンナイト2より。
ネスティ×リューグ。
くわぁっと、彼にしてはとても珍しい大欠伸だった。
他人に対してこんなにもヌケた表情を見せるなんて、まずありえない。
それだけ自分が、彼のテリトリーに入り込んでいるということか。
思わず緩みそうになる顔を、必死に引き締めた。
「なんだ、寝不足か?」
「ああ・・・いや。大丈夫だ」
「どっちだよ」
呆れたようなリューグに、ネスティは苦笑を返す。
ひらひらと手を振って、再び手元の書類に目を落とした。
やれやれだ。
融通が利かないというか、強情だというか。
最もその辺りは自分も対してかわらないのだが、そこは棚に上げておく。
「よっと」
「なっ、おい。何をするんだ、リューグ」
リューグがひょいっと彼の書類を取り上げる。
じっと睨んでくる彼を無視して、書類をぐるぐると丸めた。
ぽんぽんと、自分の膝をたたく。
「・・・リューグ?」
何の真似だと視線で問いかけてくるネスティに、小さく笑みを浮かべた。
まったく。手のかかる恋人を持つと苦労する。
「貸してやるから、おとなしく寝ろ」
「は・・・い、いや。おい、リューグ?」
「ん?なんだよ、早くしろって」
どうしてリューグはこう、妙なところで男前というか何と言うか。
普段ちょっとしたことで照れているのが、嘘のようだ。
はぁっと微かに染まった頬で、ネスティがため息をついた。
「・・・それじゃ、少しだけ借りることにする」
「へいへい。ゆっくり休めよ、ネスティ」
「ああ、おやすみ。リューグ」
ゆっくりと、ネスティの意識が沈んでいく。
その後2人分の寝息が重なるのに、そう時間は掛からなかった。
他人に対してこんなにもヌケた表情を見せるなんて、まずありえない。
それだけ自分が、彼のテリトリーに入り込んでいるということか。
思わず緩みそうになる顔を、必死に引き締めた。
「なんだ、寝不足か?」
「ああ・・・いや。大丈夫だ」
「どっちだよ」
呆れたようなリューグに、ネスティは苦笑を返す。
ひらひらと手を振って、再び手元の書類に目を落とした。
やれやれだ。
融通が利かないというか、強情だというか。
最もその辺りは自分も対してかわらないのだが、そこは棚に上げておく。
「よっと」
「なっ、おい。何をするんだ、リューグ」
リューグがひょいっと彼の書類を取り上げる。
じっと睨んでくる彼を無視して、書類をぐるぐると丸めた。
ぽんぽんと、自分の膝をたたく。
「・・・リューグ?」
何の真似だと視線で問いかけてくるネスティに、小さく笑みを浮かべた。
まったく。手のかかる恋人を持つと苦労する。
「貸してやるから、おとなしく寝ろ」
「は・・・い、いや。おい、リューグ?」
「ん?なんだよ、早くしろって」
どうしてリューグはこう、妙なところで男前というか何と言うか。
普段ちょっとしたことで照れているのが、嘘のようだ。
はぁっと微かに染まった頬で、ネスティがため息をついた。
「・・・それじゃ、少しだけ借りることにする」
「へいへい。ゆっくり休めよ、ネスティ」
「ああ、おやすみ。リューグ」
ゆっくりと、ネスティの意識が沈んでいく。
その後2人分の寝息が重なるのに、そう時間は掛からなかった。
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